本当にストレスでニキビはできます

成人するまでしつこく残り続けていたニキビも、20歳を過ぎてから段々と少なくなり、アラサーに差し掛かって、私もついに長いこと悩まされてきたニキビの被害から解放されることができました。

 

ニキビがない自分の顔を見るのは、ゆうに小学生低学年の時以来のことだったので、洗顔の度に鏡に映った自分の顔をしばらくぼーっと見続けてしまうくらいには嬉しかったです。

 

そんな些細な喜びにかまけていられないのが社会人の辛い所で、私はニキビに苦しめられていたことも、それが治って嬉しかったこともすっかり忘れてしまうくらいに、それからすぐに仕事に忙殺されることになりました。
同じ部署の仲間が転職やら結婚やらで立て続けに辞めてしまい、職場が深刻な人手不足に陥ったのです。

 

昼ご飯を座りながら食べることのできないような忙しさが、半年ばかり続いたある日のこと、私は同じグループの人のミスで上司からの厳しい叱責をくらい、社会人になって初めて泣きながら家に帰りました。

 

顔中に斑点のように現れた赤い物体

 

そのまま泣き疲れて眠ってしまった私を、翌朝予想だにしないものが襲ったのです。
額に頬に顎の周りに、斑点のように現れた赤い物の正体はニキビでした。

 

睡眠も運動も野菜も、その時の私には全て不足していたことは確かですが、それでも私は絶対にニキビの原因はストレスであったと考えます。

 

ストレスでなければ、あの日あのタイミングで、一斉にニキビが出てきたことの説明がつきません。
叱責の前までは、多少乾燥気味ではあっても、普通の健康的な肌だったのです。

 

ニキビで休むなどといえる状況ではなかったので、昔使用していたクリームの使いかけを引っ張り出して塗り、その日は会社に出勤しましたが、何人もの同僚にその顔どうしたのと聞かれる羽目になりました。問題の仕事が一息ついても、ニキビは落ち着くこともなく、痛みやかゆみといった不快感との戦いは、その後一ヵ月以上にも及びました。
現在ではもうその時のニキビの名残はありませんが、仕事が忙しくなってくる度に、いつまたストレスによって一斉に現れるともしれないニキビのことを思い出し、戦々恐々とする日々です。